2010年代を代表する超人気アニメ10選!作品が世間に与えた影響も詳しく解説!
世間に大きな影響を与えた社会現象級アニメについて分析してみたよ!
- 2010年代を代表する名作アニメといえば・・・?
- そんなわけで2010年代アニメまとめ!
2010年代を代表する名作アニメといえば・・・?
2018年も後半へと突入し、もうすぐ2010年代も残すところ、あとわずかです。
そんな訳で、アニメを中心に情報を発信していく当サイトでは、そろそろ2010年代を代表する作品を決めても良いのでは?と思った次第です。
一番の指標になるのは円盤売り上げだと思いますが、「全巻累計平均売上」とか「第1巻売上」とか、いろんな指標があり、さらに現時点での正確な売り上げを2010年代の作品全て精査するのはとても無理なため断念しました。
ごめんよお〜
とは言っても、作品の地名度と売り上げ枚数は必ずしも比例しないですよね。
そこで今回は、円盤売り上げだけでなく、そのアニメが世間にどう与えた影響を与えたかについても、人気の指標とし、その部分を考慮して私独自に2010年代を代表するアニメを選定してみました。
私の独自の視点なので、そこはご注意くださいね。
2010年代を代表するアニメBEST10!・・・その前に
「いやいや! 自分は円盤売り上げの記録から2010年代の作品を知りたいんだよ!」という人もいると思うので、正確な枚数の記載は省きますが、おおよその目安からの歴代ベスト5を一応載せておきましょう。
因みに情報は正確じゃないので、あくまで参考程度でお願いします。
どれも超人気作品ばかりだね!
因みに「けいおん!!」は2期で、1期は2009年とギリギリ2000年代の作品に入ります。
あと、ここには入ってきておりませんが、2017年の『けものフレンズ』も、円盤としてではなく、本という扱いで売られたために記録として残っておりませんが、仮にちゃんとしたBlue ray/DVDという扱いで売られていたら、この中に並んでいてもおかしくない売り上げでした。
そんなわけで、こうやって見ると売り上げだけで2010年代の作品を決めるのも「うーん?」ってなる気がしたので、「そのアニメが世間に与えた影響度」についても考慮する必要があると思った次第です。
因みに対象作品は2010年以降にアニメ放映されたモノです。2009年から2010年にかけて放映されたものは除外です。
それじゃー今度こそいくよー!
2010年代を代表するアニメBEST10
魔法少女まどか☆マギカ(2011年)
売り上げ、知名度、世間に与えた影響を考えても、やはりこの作品以上のものは2010年代の作品には存在しないと思います。
アニメ放映前は「ひだまりスケッチ」の作者・蒼樹うめがキャラクター原案とあって、可愛らしい女の子の魔法少女モノが始まると思わせておきながら、第3話でのマミさんが「マミる」(頭ごとバクっと食われる)衝撃は、今もなお語られる、アニメ史に残るシーンとなりました。
インパクトも大きかったのですが、宇宙の法則や時間逆行などの要素が毎話謎を呼び、多くのアニメファンが結末を考察するなど、放映時は大いに盛り上がりました。
翌年には劇場版、その後に完全新作劇場版の公開があり、こちらの興行収入も深夜アニメとしては異例の大ヒットとなりました。
それまでの「魔法少女」とは一線を画す「死」の描写や敵の存在などは後発の作品にも大きな影響を与え、一時期は「シリアスな魔法少女モノ」の漫画やライトノベルが増えたようです。
スマホアプリやパチスロも好調で、今も尚、人気の高い作品です。
アニメの演出なんかも凝ってて、作品としての完成度も高いんだなーって感じるよね
ラブライブ!シリーズ(2013年)
世間に与えた影響・・・というか、多くのアニメファンに行動を取らせた、という意味ではラブライブの右に出るものはないでしょう。
アニメ自体は、廃校寸前の学園を救うため、スクールアイドルとして頂点を目指して奮闘する少女たちを描く作品です。
ライブパートのCGや、作画、ストーリーどれも安定していて完成度の高い作品ではあるのですが、ここまでの人気作品になった背景には、声優とアイドルを融合させたメディアミックス展開にあります。
ライブに通い詰める熱心なファンを多く獲得した事により、アニメもシリーズ化されて今も尚、高い人気を誇っています。
熱心にライブに通うファンを「ラブライバー」と呼び、テレビで特集されたりした事で世間にも浸透しましたね。
2015年には紅白歌合戦にも出場し、社会現象クラスの影響があった事が伺えます。
後発の作品にも、アイドルアニメで声優とライブをリンクさせた作品がいくつも登場し、アニメ・声優業界では重要な販売戦略の一つにそえられています。
進撃の巨人(2013年)
コミックの売り上げは累計6800万部を超える、2010年代を代表する漫画作品であると同時に、アニメとしてもその代表格である事は言うに及びません。
人類と巨人が戦うという世界を描いた作品ですが、はじまりの絶望感、ストーリーが進むに連れて謎が謎を呼び、やがて明らかになる巨人の正体や、本当の敵の存在など、緻密な設定と死と向かい合わせな「調査兵団」として戦うヒューマンドラマが魅力です。
実写版も公開されるなど、世間一般の認知度も高く、コナンやワンピースといった作品と肩を並べられるレベルです。
人類の存亡をかけて戦うというストーリーはたくさんありますが、立体機動装置の仕組みなど、作者の発想も非凡なものだと思います。
ストーリーはシリアスなのに単行本でちょっとふざけてるの好き
けものフレンズ(2017年)
「すごーい!」や「たーのしー!」、「君は●●のフレンズなんだね」などの流行語を生み出した動物擬人化アニメ、けものフレンズもまた2010年代を代表する作品です。
放映当初は「低予算アニメ」「なんだこの棒読みとシュールな世界は」などの意見が多かったのですが、そこに慣れてくると世界観に居心地の良さを覚え、IQをとかして何も考えずに楽しめる不思議な作品です。
上でも書いた通り、円盤の売り上げは書籍扱いのために記録がありませんが、その円盤つき書籍が数10万部の大ヒット。本来なら年間覇権クラスの売り上げです。
当然第2期や、スマホアプリなどをはじめとするメディアミックス展開に注目が集まりましたが、アニメの立役者であるたつき監督が突如降板。
真相は不明ですが、作品の権利を持つ角川と、監督の製作会社との間で作品の扱いに関する何かしらの権利に折り合いがつかなかったためと言われています。
それさえなければ今も人気が続いていただけに、非常に残念な出来事でした。
たつき監督を・・・返して・・・
ソード・アート・オンライン(2012年)
原作小説は累計2000万部を超える大ヒット。アニメも年間覇権クラスの売り上げで、劇場版の公開にスピンオフ作品のアニメ化など、その人気の高さが伺えます。
この作品はシリーズごとに物語の舞台が変わるのですが、アニメ第1期のオンラインゲームの仮想世界に閉じ込められてしまった主人公たちが脱出するために最上階を目指す本タイトルのシリーズ「ソードアートオンライン編」のインパクトが一番大きかったと思います。
「ゲームの世界でデスゲーム」という、一見すると昔からありそうなネタですが、可愛いヒロイン、無双する主人公と人気作品のツボをしっかり抑え、安定した面白さがあります。
題材の扱いやすさもあり、ゲームやアプリもヒット。十代のアニメファンを中心に人気が出るのもうなづけます。
後発のラノベ小説や、なろう系ネット小説にも多大な影響を与え、「俺tueee」や「異世界転生」などのジャンルにおいても、SAOの影響があった事は確かです。
キリトさんマジカッケーっす!!
黒子のバスケ(2012年)
週刊少年ジャンプにて連載され、アニメ化をきっかけに爆発的なヒットとなった作品です。
2010年代に最も人気があったスポーツ枠の作品です。
「キセキの世代」と呼ばれる10年に一人の逸材が同じ中学の同じ学年に集まり、卒業と同時にそれぞれ別々の高校へと進学した5人を倒すため、幻のシックスマンと言われた主人公の黒子が、相棒の火神と共に勝ち上がります。
この作品の魅力は、個性的な能力を持つキセキの世代のメンバー同士のぶつかり合いと、才能では彼らに及ばない他のチームメンバー達の苦悩や葛藤、バスケに対する想いが熱く伝わってくる事です。
メインはやはり「キセキの世代」なのですが、その引き立て役となる各チームのメンバーも非常に個性豊かで、感情移入しやすいんですよね。
女性ファンが非常に多く、同人イベントも盛んでしたが、脅迫事件が発生するなどの世間を騒がせるニュースになったりもしました。
劇場版でキセキの世代全員が再集結して戦う展開は本当に熱いよね!
妖怪ウォッチ(2014年)
世間の認知度、という意味では2010年代トップクラスのアニメになるのではないでしょうか。
皆さんもご存知、妖怪ウォッチです。
主人公は町中を散策したり、様々なイベントで妖怪と出会い、友達になる事でもらえる妖怪メダルを集める事が目的です。
レベルファイブより2013年7月11日に発売されたニンテンドー3DS専用ゲームソフトから人気に火がつき、2014年にアニメ化、その後は毎年のように劇場版も公開されたり、「ようかい体操第一」が紅白歌合戦でも歌われるなど、小さい子供を中心に人気が集まりました。
一時期はポケモンを超える人気になるなど、経済効果も非常に大きなものです。
最近はアニメが一旦終了し、人気も落ち着きましたが、ゲームシリーズは現在も続いており、スマホアプリなどもリリースされています。
一時期、なんでも妖怪のせいにしてました・・・
おそ松さん(2015年)
瞬間最大風速が凄まじい作品、という意味なら、おそ松さんでしょう。
赤塚不二夫の『おそ松くん』を原作に、大人になった彼らの日常を描くドタバタギャグアニメです。
第1期の1巻累計売り上げは11万枚を超えるなど、数字だけを見るとその売り上げ規模の大きさに驚かされます。
顔はほぼ同じでも、性格は全く違うし、バカな事ばかりやっていてもどこか憎めない6人に、女性ファンからの人気が爆発。
二次創作も一時期は盛んで、絵の描きやすさと、原作が基本1話完結型の話のため、ギャグからシリアスまでオリジナルストーリーを展開しやすく、ツイッターやpixivでは彼らのイラスト、漫画が大量に投稿されました。
なかなか際どい下ネタやパロディ・メタネタを扱っており、ギャグを貫いてギリギリを攻めているところも人気の理由です。
第2期は「円盤売り上げ1万枚超えで大爆死」とか言われててわけがわからないよ
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(2010年)
2010年代を代表するラブコメ枠です。通称「俺妹」。
原作はライトノベルで、2008年から刊行され、2010年にアニメ化、第2期で最後まで完結させました。
物語は、主人公の妹、桐乃が人生相談をする事から始まります。
普段はクラスの人気者、けれども実は美少女ゲームオタクという設定は、アニメやゲームが、オタクだけのものではなくなってきたこの時代性も反映されていますよね。
この作品が与えた影響は、その設定だけではなく、セリフのような長いタイトルも、後発のラノベ作品に大きな影響を与えました。
メインヒロインよりも、サブヒロインの方が人気出るのも、ラブコメの常だよねえ
ガールズ&パンツァー(2012年)
ストーリーは、戦車同士の模擬戦が伝統的な女性向けの武道として競技化され、戦車道と呼ばれて華道や茶道と並ぶ大和撫子の嗜みとして認知されている世界。
女子高生が戦車に乗るというびっくりな設定ですが、戦車同士の戦いは結構本格的で、実際に使われる戦術や、世界各国の戦車をモデルにしています。
純粋なアニメファンだけでなく、ミリタリー好きの人からの評価も高く、アニメは1期だけながら、特別編の放送、OVAのリリース、劇場版の公開など、人気の高さが伺えます。
このアニメをきっかけに戦車に興味を持った人も多く、本編に登場する戦車のプラモは一時期はプレミアがつくなどしました。
舞台となった茨城県の大洗町にも多くのファンが訪れ、実際の地名やお店が登場するために町おこしとしてガルパングッズを大々的に売り出しました。
アニメの町おこしは以前からよくありましたが、2010年代、アニメで最も有名になった町はやはりこの大手町でしょう。
私も淑女の嗜みとして戦車道を極めたいねえ〜
その他の2010年代の作品といえば・・・?
さて、BEST10という形で10作品をご紹介しましたが、みなさんの中には
「いやいや、あの作品もないとおかしいだろ!」
と、思うものもあったのではないでしょうか。
もちろん私も、2010年代をこれだけの作品で語るには少なすぎる・・・!
と思います。
なので、上のTOP10には入らなかったものの、本来は入ってもおかしくなかった他の作品についてもざっくり触れていきますね!
化物語シリーズ
アニメシリーズや劇場版などの公開は最近ですが、アニメ最初のシーズンは2009年とギリギリ2000年代だったため、今回は除外。うーん、惜しいです。
けいおん!
こちらも第1期が2009年のため、除外となりました。明確に放映時期で線引きするとこうなってしまうんですね・・・。
ご注文はうさぎですか?
きらら枠として是非この作品も入れたかった・・・。しかし、他の作品が強すぎましたね。
ジョジョの奇妙な冒険シリーズ
アニメは実質リメイク、作品自体は90年代が全盛期のため、円盤売り上げは好調ながらここでは除外です。
うたの☆プリンスさまっ♪ シリーズ
こちらもシリーズモノで円盤売り上げは年間覇権クラスなのですが、世間の影響度という意味では惜しくも漏れました。
アイドルマスターシリーズ
アイドルアニメの金字塔ですが、同じ系統で見るとどうしてもラブライブの方が強いため、今回は除外です。これも入っていてもおかしくなかったですね。
Free!
これも人気が凄かったんですけどね・・・。
そんなわけで2010年代アニメまとめ!
いかがでしょうか。どれも名前の聞いた事のある作品ばかりだったと思います。
どの作品も、これだけ有名になった名作なので、実際に見てみればその理由も分かるのではないかと思います。
もちろん、時代にマッチしているかどうかも重要ですね。
私はここに書いてある作品全部見たけど、やっぱり一番は決められないなあ・・・