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【2017年秋アニメ】BD・DVD売り上げベスト10!円盤が売れた理由も詳しく解説!

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2017年9月から12月にかけて放映されたアニメの売り上げランキングだよー!

アイドルアニメ無双!そして2期・シリーズモノはやっぱり強い!

今回は2017年秋アニメ(9月から12月にかけて)をピックアップしてランキングにしてみました。

売り上げの上位にはアイマスラブライブと、アイドルモノが並びます。

そして、ランキングのほとんどの作品がシリーズモノという、売れるのも納得な作品が勢揃い。

やっぱり円盤の売り上げは、作品が面白いだけでは売れないんですね。

純粋なアニメファンからすればもっと面白くて評価されるべき作品がたくさんあると思うかもしれませんが、根強いファンを持つのには、それなりの理由があります。

そんな理由も、円盤売り上げから見えてくるのではないでしょうか。というわけで、作品一つ一つしっかり解説もしていきますよ。

売り上げソースは5ちゃんねるの『アニメBD・DVDの売り上げを見守るスレ』から。円盤の第1巻の売り上げを元に集計しています。

(BOX販売のみの場合も、1巻としてカウント)

それじゃーさっそく見てみよーう!

 2017年秋(9-12月)売り上げベスト10

第1位 ラブライブ!サンシャイン!! 2nd Season

50,073枚

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圧倒的売り上げを見せたのは、やはり覇権確実と言われていた『ラブライブ!』シリーズです。 

2015年2月26日より開始した初代ラブライブ!の登場キャラクターを一新させた新シリーズにあたり、スクールアイドルグループ「Aqours(アクア)」を主人公とした「サンシャイン」の第2期目になります。

2年生の高海千歌を中心とした9人の少女たちが、大きな夢を抱いて立ち上がり、キラキラと輝く“スクールアイドル”を目指して日々、奮闘します。

前作のシリーズを通すと4作目に当たる『サンシャイン!!』ですが、円盤売り上げの勢いは全く落ちません。

その理由は、アニメ人気だけでなく、声優自身もライブをしている事にあります。声優でありながらアイドルであり、アニメの登場キャラクターでもある彼女達のライブが、人気がないはずがありません。

ライブチケットは即日完売、ラブライバーと呼ばれるライブに通い詰めるファンが一部で話題になるなど、もはやアニメという枠を超えた一大プロジェクトです。

正直、アニメだけを見てもすごく面白い!とは言い難いのですが、こうした関連のイベントともリンクする事でその魅力にハマる人が続出するんですね。

第2位 アイドルマスターsideM

17,035枚

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アイドルマスター初の、男性アイドルをプロデュースする女性向けアイマスシリーズ作品のアニメプロジェクトになります。

キャッチコピーは「医者!フリーター!自衛官!理由(ワケ)あって、アイドル!」と言われる通り、多種多様な職業の男性が、様々な理由でアイドルを目指します。

男性アイドルという事で、メインターゲットは女性向けなのですが、実はアイマスシリーズを追いかける男性ファンからも人気が高いです。

その理由は男性だからこそ、彼らに共感できる部分があるから。

彼らは何のためにアイドルを目指すのか、それぞれのキャラによって理由は様々ですが、純粋無垢な少女ではなく、ある程度の歳を重ねた、経験豊富な男性だからこそアイドルというモノに思う事や葛藤、夢を追いかける事の意味をあらためて知るのです。

とても面白いコンセプトだし、何よりも単純に作品としても面白いです。

アイドルモノという一括りにするのはもったいないくらい、とても良く出来ています。

もちろん、円盤売り上げを支えたのは女性ファンが大多数だし、「アイマス」というブランドだからこその売り上げという部分もありますね。

スマホアプリとの連動なので、この人気はまだしばらく続きそうです。

第3位 おそ松さん第2期

13,601枚

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おそ松さん』は赤塚不二夫の『おそ松くん』を原作に、大人になった彼らの日常を描くドタバタギャグアニメです。

第1期は2015年10月から2016年3月まで放映し、近年稀にみる大ヒットを飛ばした超人気作品の2期になります。

一期と変わらず、メタ、下ネタ、シュールのオンパレードで作品としての勢いは変わりません。

しかし、前作の第1巻累計売上は114,548枚だった事を考えると、これでも超大幅ダウンという凄まじい作品です。

一期があれだけの爆発的ヒットをした要因は、二次創作界隈が大きく盛り上がった事です。

顔はほぼ同じでも、性格は全く違うし、バカな事ばかりやっていてもどこか憎めない6人に、女性ファンが飛びつきました。

絵の描きやすさと、原作が基本1話完結型の話のため、ギャグからシリアスまでオリジナルストーリーを展開しやすく、ツイッターやpixivでは彼らのイラスト、漫画が大量に投稿されました。

しかしブームには終焉も付き物。結局、1期のアニメ終了から2期までに一年以上の間が空いてしまい、その頃には人気もすっかり落ち着いてしまいました。

その結果としてこの売り上げになのですね。

とはいえ、1万枚超えという、売り上げだけを考えれば十分に大成功です。

「円盤売り上げ1万枚超えで大爆死」と言われる作品は後にも先にも『おそ松さん』だけでしょうね・・・。

第4位 アイドルマスターシンデレラガールズ劇場2nd SEASON

8,971枚

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2位に続き、再びアイマス勢がランクイン。

原作はスマホアプリ『アイドルマスター シンデレラガールズ』内連載の『シンデレラガールズ劇場』という5コマ漫画。

アニメの方は5分枠アニメとして放送。第1期は2017年春アニメとして放映し、1クール間をおいて開始したのが今回の第二期になります。

いわゆる「デレマス」シリーズに登場するキャラクター達のお話ですが、アニメのデレマス本編のストーリーには直接繋がっていません。 

爆死作品が多いと言われる5分枠アニメも、「アイマス」ブランドがあれば圧倒的な売り上げを見せます。 

内容自体はゆるーい日常系で、デレマスお馴染みのキャラ達が可愛らしいデフォルメの頭身になって登場します。

キャラの性格や特徴が強調されているので、「この子といえば、このくだりが鉄板だよなー」みたいなお決まりのパターンが5分という短い時間の中で上手いことはまっている感じがありますね。

ファンなら思わずニヤニヤしながら見てしまう作品だと思います。

ただ、売り上げが伸びた最大の要因はイベント先行申し込み券付き、という部分かもしれません。

声優のライブイベントの人気が高いアイマスですから、通常の販売ではなかなかチケットが取れないのでしょうね。

第5位 宝石の国

7,674枚

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原作は『月間アフタヌーン』連載中の作品。擬人化した宝石達が、自分たちを奪いにやってくる月から襲来した月人と呼ばれる者達と戦うというストーリー。

連載当初から大きな話題となり、コミックス1巻の発売時には既にアニメーションPVが作られるなどしていました。

主人公のフォスフォフィライト(フォス)は、最初は前向きで明るいだけが取り柄の、非常に脆くて弱い宝石なのですが、月人達との接触を通して様々な宝石を補完していき、精神的に大人になっていきます。

「宝石が戦う」という作品である以上、原作ファンから求められる「映像の美しさ」というハードルが高かっただけに、この売り上げで見れば、それが成功していた事がわかります。

全編CGアニメーションを用いており、宝石達が美しく可憐に戦います。

個人的にはフォスの声優さん(黒沢ともよ)の言葉のやりとりがとても可愛らしかったり、面白かったりして好きでした。

映像作品としての美しさ、自分たち宝石を奪いにくる月人を通して見えてくる戦いの真実など、毎話目が離せません。

アイドルアニメや2期作品を除けば実質『宝石の国』が2017年秋アニメの覇権になります。

それだけ、作品としてのクオリティも高かったという事でしょう。

第6位 魔法使いの嫁

7,043枚

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原作は月間コミックブレイド連載の作品です。

生まれつき人ならざるものを見ることができるため他人からも家族からも疎まれ、不幸と孤独にまみれて生きてきたチセは、自暴自棄となり闇のオークションに「商品」として身を委ねます。

そこで自身を買い取った人外の魔法使い、エリアスから弟子にしつつ、嫁として迎え入れられた事で、智世は優しさや相手との距離感というものを感じ、自分に向き合うように成長していきます。

これも連載当初から人気が高い作品で、地上波のアニメ放映前にOVAが作られていたりするなど、メディアミックス展開の早かった作品です。

 現代に魔法が登場するファンタジーな世界なのですが、チセとエリアスの関係がとても繊細に描かれている人間ドラマに重きをおいています。

映像化された事で、やはり魔法の描写なんかも映えるので、原作の空気感も残しつつ、ダイナミックな魔法の映像がとてもマッチしていて、ファンならずっとアニメ化されることを心待ちにしていたことでしょう。

二人の微妙な距離感や、チセと周辺の人たちとの交流する様子を追っているうちに、このアニメの世界観にどっぷりハマってしまう人も多いみたいです。

第7位 血界戦線& BEYOND

6,865枚

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ジャンプスクエア』連載作品の原作『血界戦線』をアニメ化した作品の第二期になります。

ストーリーや設定がややこしいので、ざっくり説明すると、「異世界人と異能の力で戦う」お話になります。

アニメは、原作を大きく改変し、ハードボイルドな世界観をイマドキっぽくアレンジした感じで、シリアスになりすぎず、必殺技で敵をバーンと倒して終わり!みたいな安易な終わり方をさせない展開で、男女世代を問わず楽しめる作品になっています。

特に1期EDの、UNISON SQUARE GARDENの軽快なアップテンポの曲に、キャラが仲良く踊るシーンはとても印象的ですよね。

アニメオリジナルのストーリーが多いながらも、演出から音楽まで見事に世界観にマッチしているところが、ファンからの評価も高いです。

こちらもおそ松さん同様に1期ほどの盛り上がりはありませんでしたが、売り上げだけを見れば十分に成功しています。

第8位 『結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-/-勇者の章-』

5,849枚

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アニメオリジナルストーリーの作品で、通称「ゆゆゆ」。 

神樹の結界によって守られる世界(香川県)で、少女達は勇者として選ばれ、バーテックスと呼ばれる敵と戦います。

いわゆる「魔法少女モノ」の作品で、『まどマギ』のように少女達の戦いの幻想を打ち砕く非常にシリアスな作品です。

リアルタイムで見ていた頃は、過酷な戦いを強いられる勇者部の少女達が無事に生き残れるのかと固唾を飲んで視聴していました。

今回はその「ゆゆゆ」の第2期なのですが、前半は第1期の登場人物、東郷が鷲尾須美と名乗っていた時の1期へ繋がる前日談、後半は1期でバーテックスを撃退した友奈達のその後を描きます。

前半の「鷲尾須美の章」は、既に1期を視聴した人なら、彼女達に訪れる過酷な運命を知りつつ結末を見届ける事になったと思います。

後半の「勇者の章」では、平和が訪れたはずの友奈達の日常に、どこか違和感を覚えながらも、さらなる試練が訪れます。

この作品の魅力はやはり、圧倒的な力を持つ敵へと立ち向かう少女達の運命が最後まで気になってしまうトロコにあります。

だからこそ、女子中学生らしく部活に勤しむ日常パートが尊く見えて、ますます彼女達を応援したくなってしまうんですよね。

最終回を、わたし的には理不尽な終わりでもなく、御都合主義な円満ハッピーエンドとならないところが良かったです。

第9位 ブレンドS

3,511枚

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原作は『まんがタイムきららキャラット』 連載の四コマです。

いわゆる、きらら枠作品ですね。

色々な「属性」を持つ女の子がバイトする喫茶店「スティーレ」を舞台に、一緒に働く仲間やお客さんとの交流を描きます。

様々な属性を店では演じながらも、普段の性格とのギャップが激しかったりする部分でささやかな笑いを誘います。

アニメ化するきらら作品の中では珍しく、男キャラも多く登場しますね。設定なんかは『WORKING!』に似ていると感じた方も多いのではないでしょうか。

さて、売り上げですが、このラインになると「大成功」とはちょっと言い難いですね。

安定したヒット作品の多いきらら作品ブランドという点においても、売り上げは平凡。

とはいえ、やっぱり女の子は可愛いし、見ていてとても癒されます。

第10位 キノの旅the Animated Series

2,730枚

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原作は時雨沢恵一氏原作のライトノベルです。

刊行は2000年とかなり前の作品で、実は2003年にもアニメ化をしています。 

主人公のキノと相棒の二輪車エルメスが様々な国を訪れ、そこで出会う人々やトラブルに巻き込まれながらも旅を続けます。

基本的に1話完結型のストーリーで、技術力や法律、人々の価値観などが違う様々な国での出来事を描いています。

当時のライトノベルは、エンタメ性よりも児童文学より少し上の層に向けた「ジュブナイル小説」と呼ばれるような位置付けのため、最近のアニメ作品に比べると、派手な演出でバーン!可愛い女の子がどーん!みたいな感じではなく、しっかりと話で魅せてくれます。

ライトノベルを代表する名作中の名作のため、その面白さについては言及するまでもないでしょう。

ただ、円盤売り上げだけをみると「微妙」な感じです。

原作小説の新装版宣伝がメインだとは思いますが、アニメの方は知る人が知る名作とあって、あんまり話題にはならなかった印象です。

とはいえ、今の時代にしては(過激な表現という意味で)攻めているなあと思うシーンもあって、結構楽しめました。

主人公が羊を轢き殺したり焼き払ったりするシーンはちょっと引いたよ

 

2017年秋アニメまとめ

というわけで、如何でしょうか。

全体的にみると、やはりアイドルアニメ、2期作品が多く、売り上げも上と下では結構極端ですね。

2期作品は、やはり1期の大ヒットあってのものなので、どうしても前作を超えるのは難しいみたいですね。

いくら大ヒットしても、ブームが終わった後なら売り上げも落ちるし、鮮度も大事という事がわかります。

そして、確実に円盤を買う固定ファンの存在も大きいですね。

やはり、自分の好きなアニメ2期を望むなら、円盤購入は必須のようです。

気になるアニメの円盤は全部買いたいけど、やっぱりちょっと高いから気軽に手が出せないんだよねえ