空前のバーチャルyoutuberブーム!そのきっかけは何だったのか
バーチャルyoutuberは何故急激な人気が出たのか
今、巷を騒がせているバーチャルyoutuberですが、2017年の年末に突如人気が爆発し、キズナアイを初め、ミライアカリ、シロと言った後発のバーチャルyoutuberにも注目が集まりました。
この突然のブームに、何故こうも人気が出たのか驚いている人もいるのではないでしょうか。
今回は、そんなバーチャルyoutuberの誕生から、世間にその名を轟かせるまでの簡単な流れをご紹介しましょう。
バーチャルyoutuberのパイオニア的存在はキズナアイ
バーチャルyoutuberを語る上で外せないのがみなさんもご存知、キズナアイ。
その活動時期は誰よりも早く、2016年11月29日にyoutubeでの配信を開始。
世界初のバーチャルyoutuberとして、インテリジェントなスーパーAIを自称しておきながら、言動はちょっとポンコツという親しみやすさとキュートなルックスで、海外にもファンを持ちます。
チャンネル登録者数が他のバーチャルyoutuber全員を足しても届かない圧倒的人気を誇る彼女ですが、開始当初から爆発的な人気があったわけではありません。
活動当初は、その物珍しさから一部のメディアに取り上げられたりもしましたが、チャンネル登録者数が100万人を達成したのはバーチャルyoutuberブームが起きた2017年の12月に入ってからです。
一般的なyoutuberとしてはチャンネル開設から約一年で100万人達成というのは、かなり早期に成功している部類に入るものの、後発のバーチャルyoutuberに比べると、チャンネル登録者数の伸びは穏やかなものでした。
中には一ヶ月経たずにチャンネル登録者が10万人超える子もいるもんだもんね
その後、少し遅れてくる形で後発のバーチャルyoutuberが登場します。
初の男性バーチャルyoutuberとして現れた「ばあちゃる」がチャンネル開設をしたのが2017年の8月。割と最近ですが、これでもこの界隈では最古参の部類です。
中の人がばあちゃると同じ事務所と言われるシロも同時期に活動を開始します。
今では「バーチャルyoutuber四天王」の一角にも数えられる彼女も、開始当初からすぐ注目が集まったわけではありません。
最初は「キズナアイの後発youtuber」程度にしか認知されておらず、チャンネル登録者数が10万人を突破したのは2017年12月に入ってからでした。
2017年12月に一体何が起きたのか
空前のバーチャルyoutuberブーム、そのきっかけとなったのはニコニコ動画だと言われています。そしてそのきっかけとなった動画がこれ。
タイトル、内容であんまりピンと来ない人も多いかもしれませんが、これはキズナアイが生放送中にやらかした、いわゆる「放送事故」です。
内容としては、ニコニコや一部の界隈ではカルト的人気を誇る「野獣先輩」と言われる同性向けのセクシービデオ男優の名前を間違えて読んでしまったというもの。
もともと彼の存在は、ビデオ男優ということもあってアンタッチャブルなものなので、よく一部のネットユーザーが動画投稿者や有名人にわざと彼の名前を出してその存在を知っているのかどうかを「踏み絵」させて面白がるのですが、キズナアイは見事にそれに引っかかってしまったのです。
これによって「キズナアイは●モ」というコメントで溢れてしまい、ニコニコの総合ランキングに長期的にランクインした事で、多くの人の目に止まるようになりました。
しかし、この動画を見た視聴者が「バーチャルyoutuberって面白いんじゃね?」って事に気づき、ニコニコには立て続けにキズナアイだけでなく、他のバーチャルyoutuberの動画も転載されていきます。
この動画なんかは、キズナアイ関連の動画と見せかけて実はミライアカリの動画なのですが、動画自体の面白さから彼女にも注目が集まるようになります。
絶妙なタイミングでデビューしてしまった輝夜月
出オチとも言えるやかましい挨拶で一躍話題となった輝夜月も、人気爆発のきっかけはニコニコ動画と言われています。
「首絞めハム太郎」のタイトルで投稿された彼女の転載動画は瞬く間に広がり、ニコニコ動画総合ランキングで一位になってしまいます。
当初は「また変なバーチャルyoutuberが出てきたのか」と、コメント付きで面白可笑しく見られていましたが、彼女の強烈なキャラクターに強く惹かれる視聴者が多数現れ、ツイッタートレンドでも「首絞めハム太郎」「ストロングゼロの擬人化」と、字面の面白さも合間って輝夜月の本格的な人気へと繋がっていきました。
「首絞めハム太郎」の転載動画が上がったのが12月17日、彼女を含め「他のバーチャルyoutuberもキャラが濃すぎてやばい」という事で次々と転載動画が人気を集めました。
「サイコパスイルカ」「バーチャルyoutuberおじさん」とか、みんな個性的な異名あるもんね
きっかけは転載動画でしたが、その面白さは本物だったので、結果的に本人の人気に繋がったんでしょうね。
バーチャルyoutuber同士の交流も相乗効果を生んでいる?
ツイッター上では、バーチャルyoutuber同士の交流も盛んです。
輝夜月とキズナアイはそれぞれ「親分」「月ちゃん」と呼んでとてもフレンドリー。
シロとのじゃロリおじさんは生放送でコラボするなど、同業者との交流もある事から、それぞれのファンとの相乗効果を生み、バーチャルyoutuber全体が盛り上がっているのです。
今後は動画内でのコラボも増えてくるでしょう。
個性的すぎる彼女たちが他の子とコラボするとどうなるのか、多くの視聴者が気になっていると思います。
そんなわけで
2018年はバーチャルyoutuber飛躍の年になる事でしょう。後発のyoutuberも、一体どんな子が登場してくるのか楽しみです。
かなもいつかバーチャルなyoutuberになりたいんだ